ミュージアム

Project No.10

古代出雲歴史博物館正面

島根県古代出雲歴史博物館

2002〜2007
プロジェクト
大社隣に2007年3月開館。槇文彦氏設計。情報システム設計及び施工監理、誘客戦略策定(指定管理者制度導入支援)を担当。
課題と既成概念
全県に多くの遺跡と神話が残る。フィールドミュージアムという考え方に基づき、中心となる博物館を作りたい。が、あまり知られていないもの、散在するものをどう扱えるか。人を呼べるか。
解決策と結果
10ヶ月で来館40万人超の盛況。石見銀山の世界遺産登録など島根ブームも追い風になったろう。ホームページアクセスもかなり多い。これがきっかけとなった来館も多いとしたら嬉しい。 情報システムを構築するにあたって心がけたこと。まず「地域連携」。所蔵品DBやお知らせ情報提供の仕組みを県内ミュージアムに開放。各施設が入力したイベント情報が博物館ページ上で一覧できたり、他館と合わせて所蔵品検索ができる。二つ目は「話題の提供」。メルマガ発信に加え、身近な話題を提供できる連動サイト「いずもる」を作って、より敷居の低い入口を設えた。最後に「柔軟なガイド」。見たい展示物や観光ポイントを選んでガイド情報を提供する仕掛けをゲーム機(PSP)とケータイで用意した。なによりこれらシステムを使うスタッフの情熱がすごい。
宇豆柱 個別ガイドPDA(館外利用) いずもる いずもる

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