ミュージアム

Project No.7

ハイブリッド水族館見学時アクセス ハイブリッド水族館
1999〜2000
プロジェクト
東京都葛西臨海水族園の協力によって行われた教育の情報化に関する、携帯情報端末とインターネットを連携させた総合的な学習のための小中高生への実証実験。コンセプト立案、システムデザイン、モニタ実証実験実施を担当。
課題と既成概念
葛西臨海水族園では、来館者に見てほしい観察ポイントや、データ化された豊富なコンテンツがあるにも関わらず、それを来館者にうまく伝えることができていなかった。魚たちをよく見せるために水槽前は暗く、掲示はあまりできない。学芸員や飼育係もバックヤードでの大事な仕事があり、前に出て行って解説することは難しい。
解決策と結果
ミュージアムの見学は、何を観るのか目的を持って来てもらうと楽しさ、興味、気づき、深まりがまったく違ってくる。そこで、来館前にWebにアクセスしてもらい、なぞなぞコンテンツを見ながら4つの観察テーマ(泳ぐ、食べる、身を守る、子孫を残す)の見学コースを選択し、興味や疑問を持ってもらう。
来館し、携帯情報端末を持って水槽の前に立つと自動的に位置を捉え、事前Webアクセス結果に従ったその水槽の音声解説、補足的画像が提供される。サーバに記録された水槽位置と日時データによって、順路案内のほかに、個人の巡回履歴Webページを生成。来館後、自宅や学校からこのWebページを見ながら感じたこと、わかったことを振り返り、さらに新たな興味や疑問を引き出すきっかけとなるように工夫した。(特許取得済)
ハイブリッド水族館事前アクセス ハイブリッド水族館事前学習コンテンツ ハイブリッド水族館見学コンテンツ ハイブリッド水族館こどもたちのレポート例

実績一覧へ戻る