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これまで当社はいわゆる賞に応募したことがありませんでした。

仕事は、関わったメンバー全員でつくりあげたもので、受賞対象者を特定することはできない、という思いからです。

都城市立図書館も本当にそうです。多くの愛すべきパートナーのみなさんとのコラボレーションの結晶です。

そして、オープン後も、上手に利用していただいている都城市民を中心とした来館者のみなさん、そして休みなくお迎えしてくれているスタッフのおかげで、図書館は"よい姿"となっています。

今回は何だか「よい図書館ができたー!」と多くの方と喜び合いたい、多くの方に伝えたいと思いました。そこで、建築やインテリアデザインではなく、「一般・公共向け取り組み」部門で、1件のエントリーの応募者数枠を最大限に使ってパートナーたちと連名で応募しました。

その結果、新たな図書館のあり方を提案している点が評価され、「2018年度グッドデザイン賞」を受賞できました。また、「DSA 日本空間デザイン賞 2018(B部門 文化・街づくり空間 BEST50)」「第52回日本サインデザイン賞」にも入選しました。

本当にありがとうございました。みんなと喜び合えること、素直に、とても嬉しいです。

2018年10月3日  代表取締役 森田秀之



グッドデザイン賞公式ホームページ
日本全国で起こり得る背景、私たちの想いを是非ご一読ください。


【応募(受賞)者】
 都城市
 株式会社マナビノタネ
 株式会社アイダアトリエ
 株式会社ヴィアックス
 コクヨマーケティング株式会社
 金剛株式会社
 じんちょう事務所
 益田・大協・建人・アトリエ匠 委託業務共同企業体
 都城家具工業会

応募者数枠に限りがあったため連名が叶いませんでしたが、このほか、改修工事、システム設計・構築・調達支援、空間環境・サービスに関するアドバイス、建物維持管理に関するアドバイスと清掃・警備、カフェ開業に関するアドバイスと飲食運営など、多くの方のご尽力の上の受賞です。ありがとうございました。

【審査委員の評価コメント】
 地方都市では駅前などに建つ大型商業施設だけでなく、比較的新しいショッピングモールでさえ閉鎖が相次いでいる。都城市ではそんなショッピングモールを市立図書館に転用・再生。従来の図書館を拡張し、QRコードによる新たな本(知識)との出会いの場を作り、地域編集局や各種スタジオを備えた住民自治の拠点とした。単に商業施設のリノベーションというだけでなく、新たな図書館のあり方を提案している点を評価した。